債務整理ガイド

借金を肩代わりするのは本当に相手のためになるのか

借金の問題に苦しんでいる人を見ると、お金を出して借金を肩代わりしてあげたいという気持ちが出てくることもあると思います。

しかし、そこで単純に借金を肩代わりするだけでは、本人がお金の問題を自力で乗り切る力を身に付けられません。

借金を肩代わりするかわりに、債務整理の手続きについて教え、足を踏み出せるように背中を押してあげることで、自分も損をすることなく困っている人を助けることができます。

本人以外の人が借金を肩代わりする義務はない

家族など身近な人が借金をして返済に困っている場合でも、本人以外の人が借金を肩代わりして返済しなければならないという義務は一切ありません

借金の取り立てを行うときも、取り立ては必ず本人に対して行わなければならず、家族などの第三者に対して取り立てを行うのは違法です。

ただし、借金の連帯保証人になっている場合、連帯保証人である人は本人と同じ返済義務を負うので、本人が借金を返済できない場合は肩代わりして返済することになります。

借金を肩代わりするより債務整理の検討を

借金で苦しんでいる人を助けたいと思ったら、借金を肩代わりするよりも債務整理について教えてあげる方が、双方にとって良い結果となることが多いです。

債務整理とは、借金を返しきれなくなってしまった人が取れる法的に認められた手続きで、借金を減らしたりなくしたりすることが可能です。

債務整理には、利息を0円にして返済期間を60回払いなどの長期にできる任意整理、借金の元本を5分の1程度まで減らせる個人再生、財産を処分するかわりに借金の返済義務をすべてなくしてもらえる自己破産といったものがあります。

単純にお金を出して借金を肩代わりするよりも、主に本人の力で借金の問題を解決し、反省したうえで経済的な再スタートを切ってもらった方が、後々本人のためになると思います。

まとめ

借金の返済に困っている人がいても、連帯保証人となっている場合を除き、本人以外の人が借金を肩代わりする義務はどこにもありません。

借金問題で悩んでいる人に対しては、借金を肩代わりするかわりに、任意整理・個人再生・自己破産といった債務整理について教え、手続きができるよう背中を押してあげるほうが、本人にとっても将来のためになるのではないでしょうか。