債務整理ガイド

親の借金問題を解決するために読む2つのポイント

親が借金問題を抱えてしまったとき、子はどのような対応を取ればいいのでしょうか。

原則として子に親の借金の返済義務はありませんが、「見捨てるわけにもいかないからお金を出すしかない」と考える人は少なくありません。

ここでは、親が返しきれない借金を負ったときに知っておいたほうがいい3つのポイントを紹介していきます。

連帯保証人でない限り親の借金を子が返済する義務はない

実の子どもだからといって、子が親の借金を返済しなければならないという義務はどこにもありません。基本的には、親の借金はあくまでも親の問題です。

ただし、子が親の借金の連帯保証人になっている場合は、子も親と同等の返済義務を負います。このことは次で説明する債務整理において重要になってきます。

親に債務整理してもらうのが借金解決の一番の近道

親に借金がある場合、最善の解決方法は親に債務整理をしてもらうことでしょう。債務整理には任意整理・個人再生・自己破産といった種類があり、親の状況に合ったものを選ぶことでデメリットを最小限に抑えることができます。

任意整理とは、弁護士や司法書士に代理人となってもらい、借金をした会社と直接交渉する手続きです。利息や遅延損害金を全額カットして0円にしてもらったり、返済期間を60回払い程度の長期に設定してもらったりといった方法で毎月の返済額を抑えていきます。

個人再生とは、裁判所に申し立てて借金の元本を5分の1程度に減額してもらい、それを3~5年かけて返済していく債務整理です。個人再生には「住宅ローン特則」というシステムがあり、ローン完済前の家を残して借金を整理することが可能です。

自己破産とは、裁判所を通して財産を処分する代わりに、借金をすべて無くしてもらう債務整理です。99万円以下の現金と生活必需品は残せるので、一文無しになることなく経済的な再スタートを切れます。

ただし、子が連帯保証人となっている借金があるときに親が個人再生や自己破産をすると、借金の残高が子に一括で請求されるので注意してください。

まとめ

基本的には親の借金の返済義務を子が負うことはありませんが、子が借金の連帯保証人になっている場合は、親と同等の返済義務を負います。

親の借金問題を解決するための最も効果的な手段は債務整理です。債務整理には保証人に迷惑をかけずに利息をカットできる任意整理、元本を5分の1に減らせる個人再生、借金自体をなくせる自己破産があります。

子が借金の連帯保証人である場合、個人再生や自己破産だと借金の残高が子に一括請求されるので注意が必要です。